ゴキブリの形態と駆除
   ※衛生害虫

ゴキブリとは、昆虫網ゴキブリ目(シロアリ)以外で、4000種が知られています。

1 形態

長い触覚、扁平な楕円形の体、発達した脚などを特徴とするせまい場所に潜むのに都合がよい体型をしています。丈夫なあごを持っていて何でもかじって食べます。
目はあまり良くなく、その代わり長い蝕角と尾網が発達し暗い場所でも食物を探し、天敵の存在を察知してよく発達した脚で逃げます。そのスピードは実に体長の40~50倍(ワモンゴキブリ1.5m/1秒)です。
2 人間との関わり
家住性のゴキブリは台所を始め家のあらゆるところに生息しています。古くから身近な昆虫として認められており、世界的に見るとゴキブリを害虫扱いする国は少なく、国によっては食用、薬用、としてさかんに養殖されてきました。
しかしこれは食用種や野生種であって、一般家庭から見つかるゴキブリはゴミや下水道といった汚染されたところを繰り返し通る危険な昆虫です。家住性ゴキブリとしてクロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリなどが衛生害虫として認められています。
3 ゴキブリの駆除
事前調査:チャバネゴキブリの調査は、厨房の熱源や水廻り、クロゴキブリは下水道、側溝など建物全体を広く調査します。その際清掃状況、食品、ごみの管理なども確認します。そうした調査を踏まえて後日トラップによる調査が行われ、防除施工を行う範囲を決めます。
防除作業:食品、野菜、食器などを冷蔵庫やキャビネットなどに片付けてもらい、掃除がすんだ後で薬剤による駆除作業を行ないます。薬剤はできるだけ効果的で安全なものを選んで使用します。(ベイト処理、残留処理、クレパス処理)
効果判定:基本的には最初と同じところにトラップ設置します。そして数日後にトラップを回収し捕獲されたゴキブリの数からどの程度防除効果が得られたかを確かめます。
  
  
  
  

市販のゴキブリ用トラップにゴキブリが沢山捕まるが、少しも減らないと言う事はそれだけ沢山のゴキブリいるという事です。そこでプロに任せてみませんか。