ネズミの形態と駆除
    ※衛生害虫
  ネズミとは、ネズミ目ネズミ上科に属する哺乳動物で、1000種類以上が知られています。
1 形態
ネズミのほとんどが夜行性で、よく人が寝ている間に食料などを食べたりするので寝盗みが転じてネズミという名がついたといわれています。また、ネズミは一生伸び続ける門歯を保つため常に何か硬いものをかじって前歯をすり減らす習性があります。
繁殖力が旺盛で世界中のあらゆる場所に生息しています。ネズミ上科のほとんどの種が、よく似た外観上の特徴を持ち、外観から種を見分けるのはむずかしいです。
2 人間との関わり
現代においてはネズミの仲間の中にはハムスターのようにペツトとして飼育されたり、ハツカネズミなどのように実験動物として人間に貢献している種類もあります。
また、人間社会にとってもっとも身近なネズミはドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ、の三種類でイエネズミと呼ばれています。病原菌を媒介したり樹木や建物、電気機器などの内部や通信機器ケーブルなどをかじったりして、人間に直接または間接的に害を与える衛生害獣であり、駆除の対象となっています。
3 ネズミの駆除
ネズミの駆除は薬を投入すれば効果が必ず出るというものでもなく、殺鼠剤を食べなければ全く効果がなく時間と労力が必ずしも比例しません。確実に効果を挙げるためにはネズミに関する知識、情報、経験が多く求められます。この点で当組合は約30年に渡る豊富なネズミ防除の実積を持っています。
調査:聞き込み、フン、ラット・サイン、足跡、ネズミ穴などのネズミの出没箇所、通路、巣、などを探り出す大切な工程。
殺鼠作業:ネズミの出没するところに殺鼠剤がなければ効果は期待できません。どこに配置するか、好みのえさは何かなどを考慮して餌を作ります。ここに経験が生きてきます。
効果の判定:工事をして2-4週間すると(被害がなくなる)(天井で足音がしなくなる)といった防鼠作業が完了したことを示す微侯が現れる。これは仕事の区切りを示す大切な点です。
防鼠処置:工事が完了した後そのままにしておくと、周辺から徐々に進入前の状態にもどってしまいます。侵入箇所の閉鎖、周辺の整備などが必要です。
保全工程:定期的に点検し新たな侵入にそなえます。

いずれにしてもネズミの駆除は一筋縄ではいかなく数を減らしたぐらいでは、数週間で元にもどってしまい費用と労力に見合わない仕事になります。完全な駆除をご希望なら当組合にお任せください。